
メタ情報
役割: 一人開発(要件定義 → 設計 → 実装 → 運用) / 期間: 2026-01〜稼働中 / チーム: ソロ + Claude Code/Codex / 状態: 自社店舗で本番運用中
概要
ナイトワーク業界の店舗向けに、業務マニュアル統合と83項目のスキル評価を WordPress プラグインで実装し、Dify で構築した18カテゴリの AI チャットボットと連携。スタッフが現場でスマホから即座に必要情報へ到達できる業務管理アプリとして稼働中。
背景・課題
ナイトワーク業界の現場では、業務マニュアルが紙やPDFに分散し、新人スタッフが必要な情報にたどり着けないという課題が常態化していました。「ドリンクの作り方」「初回接客の流れ」「クレーム対応」「個人情報取り扱い」など、業務領域ごとに知識の粒度も対象者も異なるため、単一の検索画面で対応するには限界があります。さらに、各スタッフの習熟度を可視化する仕組みも不足しており、教育担当者が個別に把握する負担が大きい状態でした。
実装内容
① マニュアル統合
業務カテゴリごとに分割された約20種類のマニュアルを、WordPress 上の単一プラグインから一覧・閲覧可能に。フルスクリーンアプリレイアウトを独自テンプレートで実装し、スマホからネイティブアプリ感覚で操作できる UI を構築。
② スキル評価アプリ(83項目)
「身だしなみ」「ドリンク作成」「初回接客」「SNS集客」など7領域・83項目のスキルを、本人と評価者の両側から S〜C ランクで記録・可視化する機能を実装。育成進捗を一元管理。
③ AI チャットボット群(18カテゴリ)
業務領域ごとに知識を分割し、Dify 上で18系統のチャットボットを構築。シフト管理・労務報酬規程・緊急時対応など、規程の正確性が求められる領域には個別の回答ガイドラインを設計し、ハルシネーションを抑制。
技術スタック
- 言語: PHP
- フレームワーク: WordPress(カスタム投稿タイプ/独自テンプレートローダー/ショートコード)
- DB / ストレージ: MySQL(WordPress 標準)
- AI / 外部 API: Dify(AI チャットボット基盤、業務領域別ナレッジベース 18 系統)
- デプロイ・インフラ: 共用レンタルサーバ(WordPress 稼働環境)
工夫点・技術的判断
単一の汎用チャットボットではなく、業務領域ごとに18系統を分割した点が最大の特徴です。「規程系」「労務系」「接客系」など、性質の異なる質問を同じモデルに投げると回答品質が劣化するため、ナレッジベースとプロンプトを領域別に最適化しました。WordPress 側もマニュアル系ページのみフルスクリーン化する独自テンプレート判定を実装し、スタッフが現場で即時に開ける UX を実現しています。代替案としてサードパーティの単一チャットボット SaaS も検討しましたが、業務領域別の精度担保と運用コストの両面で自前実装が優位だったため Dify 18 系統構成を採用しました。
成果・指標
- マニュアル検索時間: 紙・PDF 横断検索 約3分 → AI チャット即答 約15秒(約12倍速)
- 評価項目数: 7領域 / 83項目を一元管理(従来は紙帳票で散在)
- AI チャットボット: 18 系統(業務領域別に分割し回答精度を担保)
- 稼働状態: 自社店舗で本番運用中(2026-01〜稼働継続)
→ この実績は「業務マニュアルの社内 AI 化」「スキル評価の仕組み化」「現場スタッフ向け WordPress 業務アプリ構築」案件で武器になる。特に接客業・小売・飲食・教育業務など現場スタッフが多くマニュアル検索負荷が高い業種で転用可能。
関連リンク
- GitHub リポジトリ(動く証拠): https://github.com/tanasato118/staff-management-ai-portfolio